Citrix Readyワークスペースハブ
Citrix ReadyワークスペースハブによってCitrix Castingが有効になり、モバイルセッションをハブに安全に転送することができます。
前提条件:
- iOS向けCitrix Workspaceアプリ1810.1以降。
- ハブ検出のためにデバイス上でBluetoothが有効になっている。
- モバイルデバイスとワークスペースハブが同じWi-Fiネットワークを使用している。
Citrix Castingを有効にする
Citrix Castingを有効にするには、[設定] で [Citrix Casting] をタップします。次に、セッションをハブに転送したときに起動するデフォルトのアプリまたはデスクトップを設定します。このためには、[お気に入り] タブでアプリまたはデスクトップを右にスワイプして [デフォルトに設定] をタップします。アプリまたはデスクトップが明るい青の背景で表示されます。この色は、Citrix Readyワークスペースハブのデフォルトのアプリまたはデスクトップであることを示しています。
これでセッションをハブにローミングまたはキャストできます。
セッションローミング
ローミングを使用すると、セッションを元のデバイスからワークスペースハブに移動できます。セッションのローミングによって、ワークスペースハブはデバイスのキーボードとマウスを完全に制御できます。
iPhoneの [お気に入り] の表示で、特定のアプリやデスクトップ、デフォルトのアプリやデスクトップをローミングできます。
注:
特定のアプリのローミングは、iPadデバイスでは、またはクラウドストアを使用しているときには利用できません。デフォルトのアプリのみをローミングできます。
特定のアプリまたはデスクトップをハブにローミングするには、以下を実行します:
- [お気に入り] の表示でアプリまたはデスクトップを長押しするか、アプリまたはデスクトップの横にある省略記号をタップします。メニューとカメラビューが開きます。
- カメラビューを使用して、接続するワークスペースハブのQRコードをスキャンします。
デフォルトのアプリまたはデスクトップをハブにローミングするには、以下を実行します:
- メニュー右下の Cast アイコンをタップします。
- [アプリまたはデスクトップを選択する] をタップしてデフォルトのアプリまたはデスクトップを設定または変更します。
- セッションを起動するには、ワークスぺースハブの画面に表示されるQRコードをスキャンします。
[最後のHubにローミング] をタップして最後に接続したハブに再接続します。このオプションは、以前にワークスペースハブに接続し、デフォルトのアプリまたはデスクトップを設定した場合にのみ使用できます。
ローミングが開始されると、デバイス上でお気に入り一覧の一番下にステータスウィンドウが開きます。このステータスウィンドウには、ハブの名前とアプリまたはデスクトップの名前が表示されます。青い画面アイコンは、ハブが接続されていることを示します。
右側の [X] アイコンをタップしてローミングセッションを切断します。2本指で画面を下にスワイプして切断することもできます。
セッションのキャスティング
キャスティングを使用すると、セッション内のディスプレイをワークスペースハブに接続されたより大きなディスプレイに転送できます。セッションをキャストすると、デバイス上およびハブ上のキーボードとマウスを使用して、セッションを制御できるようになります。
ハブにキャストするには、以下を実行します:
- セッション内で、ツールバーのCastアイコンをタップします。メニューとカメラビューが開きます。
- カメラビューを使用して、接続するワークスペースハブのQRコードをスキャンします。
[最後のHubにキャスト] をタップして最後に接続したハブに再接続します。このオプションは、以前にワークスペースハブに接続した場合にのみ使用できます。
キャスティングの開始後、タッチスクリーンをトラックパッドとして使用して画面と対話します。キャストセッションを切断するには、キーボードを非表示にするアイコンをタップするか、画面上で2本指で下にスワイプします。
セキュリティで保護された接続
Citrix Readyワークスペースハブは、iOSデバイスとハブの間の安全な接続をサポートします。iOSデバイスが安全に認証されていることを確認するには、クライアント証明書をインストールする必要があります。
- 集中管理なしで動作しているiOSデバイスの場合は、ワークスペースハブ管理者が証明書を提供する必要があります。
- AirDropで証明書を受信した場合は、[受け入れる] をタップして証明書を追加します。通知メッセージにより、証明書が追加されたかを確認できます。
- メールで証明書を受信した場合は、ファイルをダウンロードする必要があります。
- デバイスの [設定]>[一般]>[プロファイル] でプロファイルを選択し、[インストール] をタップします。インストール手順に従います。
- プロファイルにルート証明機関が含まれている場合は、設定を有効にして証明書を信頼するように求められます。
- [設定]>[一般]>[情報]>[証明書信頼設定] でルート証明書の完全な信頼を有効にします。
- [続ける] をタップして確認します。
セキュリティ接続が無効になっている、またはiOS証明書が無効であることを知らせる警告メッセージが表示されます。ここでは、次のいずれかオプションを選択できます:
- 接続: 信頼されていない証明書を使用してハブに接続します。
- 常に接続: ハブに接続して[Citrix Workspaceアプリ]>[設定]>[Citrix Casting]>[信頼済みハブ] の信頼済みの一覧に追加します。警告メッセージは再度表示されません。
- キャンセル: 接続をキャンセルします。
通知をハブの元の設定にリセットするには、[信頼済みハブ] をタップし、対象のハブを左にスワイプして一覧から削除します